1~2才の子供の栄養について

≪要旨≫
①たんぱく質の摂取量を一番に考えて下さい。
②この表を参考に1日に摂るたんぱく質を組み合わせて下さい。
③3日単位でバランスが取れれば大丈夫です

……………………………………………………

●厚生労働省の食事摂取基準を元に資料を作成しました。
お子さんが1回の食事で食べやすそうな量を考慮して作成しています。


●資料の使い方
〔1〕毎日よく使う食材は何ですか?
この資料の中でお食事に頻繁に使用する食材があれば、その食材のたんぱく質量を足し算してみてください。

例えば、(たまご6g+豆乳7.2g+プロセスチーズ3.7g=16.9g)です。
たんぱく質の摂取基準は、最低15g/日、推奨量は20g/日です。
(※上限の規定はありません)

きな粉大さじ1杯3.2gを追加すれば、推奨の20gに達することができます。

身体づくりの元となる大切な栄養素ですので、たんぱく質の量を一番に考えてくださいね。
 
 
〔2〕少しのお野菜を添えましょう。
 
緑黄色野菜や淡色野菜、海藻類などを添えましょう。
お子さんの好きな食材で構いませんよ◎
 
 
〔3〕炭水化物の優先順位は最後です!
 
炭水化物の摂取基準は、コンビニのおにぎり2個半程度ですが、たんぱく質やお野菜を沢山食べたら、炭水化物が食べれなくなるかもしれません。
 
【 炭水化物 = 糖質 + 食物繊維 ≒ 砂糖 】ですし、あまり身体に良い影響を及ぼしません。
(詳しくは過去の記事を参照してください)
 
「おかずばっかり食べる」「ご飯を好きじゃなくて食べない」ということがあっても大丈夫です。
お子さんも “ 糖質を摂らない方が自分の体調が良い “ことを体感しているのかもしれませんね。
 
 
〔4〕資料に記載の物以外にも、以下の食材にたんぱく質が豊富に含まれています。
 
・植物性たんぱく質➡豆類・大豆製品
・動物性たんぱく質➡魚類・肉類・卵類・乳製品
・木の実類
・海藻類
 
できれば、「植物性ばっかり」「乳製品ばっかり」にならないように色んな物を組み合わせられれば尚良いですね。
 
 
〔5〕たんぱく質が豊富な食材は、同時に「鉄分」や「カルシウム」も豊富です。
 
お食事を準備するときに、様々な栄養素をすべて考慮していたら、頭がパンクしてしまいそうになります。(私だけ…?笑)
 
たんぱく質は一番大切な栄養素ですし、たんぱく質をしっかり摂取できれば、
不足しがちな「鉄分」と「カルシウム」も同時に摂取することができます。
 
 
お母さんたちの毎日のお食事作りのストレスが軽くなれば…と思います(*^▽^*)♡